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七宝とは?意味・読み方・七つの宝の種類をわかりやすく解説

七宝とは?意味・読み方・七つの宝の種類をわかりやすく解説

七宝(しっぽう)という言葉は、どこか上品で“特別な意味”が込められているように感じますよね😊✨

私たちは、福井県の国指定伝統的工芸品を担う7人の職人と一緒に、文化発信の活動を行っています。



その中で、七宝の意味や読み方について質問をいただくことも多く、
このテーマは多くの方の関心を引いていると実感しています。

実は「七宝」とは、仏教に伝わる“七つの宝”が由来になっていて、
意味・読み方・種類を知ると工芸や文様の世界がぐっと深く見えてくるんですよ🌿



この記事では、七宝の基本を初めての方でもスッと理解できるように、
やさしくわかりやすく解説していきますね。

📘この記事でわかること

1️⃣ 七宝とは何か?
 読み方・由来・仏教で語られる“七つの宝”の意味がスッと理解できる

2️⃣ 七宝の種類と、それぞれが象徴する価値
 金・銀・瑠璃・瑪瑙など、七宝に込められた意味をやさしく解説

3️⃣ 七宝と福井の工芸のつながり
 七宝のひとつ「瑪瑙」から生まれた若狭めのう細工の魅力が学べる

目次

💎七宝(しっぽう)とは?意味と読み方|仏教に伝わる“七つの宝”の由来

七宝(しっぽう)という言葉には、実は大きく分けて「仏教の七つの宝」と「工芸の七宝焼」という二つの意味があります😊✨
どちらも“宝物”というイメージがありますが、背景や使われ方が少し違うので、まずはこの2つをわかりやすく整理していきますね。


昔の経典では、七宝は“理想の世界を飾る宝もの”として語られてきましたし、工芸では七宝焼が「美しさそのものの宝」として扱われてきました。
こうした歴史の重なりから、七宝という言葉は「美しさ・調和・大切な価値」を象徴する言葉として受け継がれたんです🌿


七宝とは何を示す言葉なのか(基本の意味)

七宝の一つ目の意味は、仏教に伝わる“七つの宝もの”です。
七宝という言葉が登場する法華経などには、「この世界を美しく、豊かにする宝」として、次のような宝が挙げられています👇✨

🌟 仏教で言われる“七つの宝”の代表例

経典によって多少違いはありますが、どれも「美しさ・力強さ・清らかさ」を表す宝として扱われています🌸

この“七つの宝”は単なる装飾ではなく、“人が幸せに生きるための価値を象徴した宝”として大切にされてきました。


だからこそ七宝という言葉には、今でも「縁起がいい」「幸せを呼ぶ」というイメージが残っているんですよ😊✨

こうして見ても、どれも“輝き・清らかさ・調和”を感じさせる宝ばかりですよね😊✨

宝物名説明
価値・富の象徴
清らかさと気高さ
瑠璃(るり)深い青の宝石・眼病を治す薬ともされる
玻璃(はり)水晶・ガラスを表す透明な宝
珊瑚海の宝として生命力の象徴
瑪瑙(めのう)心を整えるとされる多彩な宝石
シャコ貝真珠光を持つ貝で吉祥の象徴

七宝が縁起物として扱われてきた理由

七宝が縁起物として愛されてきたのは、“宝がそろう=幸せが満ちる”と考えられていたからです🌿
それぞれの宝ものが違う意味を持ちながら調和して輝く姿は、「人と人のつながりが円満に続く」という願いを表すとも言われています。


結婚祝いや長寿祝いによく七宝文様が使われるのも、こうした“円満・ご縁・調和”の願いがぴったり重なるからなんですね。
そしてこの価値観が工芸にも受け継がれ、七宝文様・七宝焼・装飾品など、幅広い分野で縁起の良いモチーフとして残ってきました😊✨
七宝は「見た目がきれいだから人気」なのではなく、深い“意味”があるからこそ長く愛されているんです。


七宝が工芸や文様に広がった背景

七宝の二つ目の意味は、金属にガラス質の釉薬を焼き付ける工芸技法「七宝焼(しっぽうやき)」です🔥✨
ガラスのようなツヤと透明感が特徴で、正倉院に残る宝物や平等院鳳凰堂の飾りにも使われてきた、とても歴史のある技法なんですよ。
この美しさから、七宝焼そのものが“宝物”として扱われ、文化財として残る作品もたくさんあります。


また文様としての「七宝文様」は、円が重なり合うデザインで、“ご縁がつながる・幸せが広がる”という意味を込めて使われてきました。
七宝=「宝」+「円満」を両方感じられるので、多くの工芸家や職人さんが大切にしてきたモチーフなんですね😊🌸

七宝という言葉が工芸の世界でも定着したのは、美しさだけじゃなく“願いのこもった言葉だったから”なんです。

七宝の読み方は「しっぽう」|なぜ“しちほう”ではないのか【七宝 読み方】

七宝(しっぽう)は「七つの宝」と書くので、本来なら“しちほう”に近い読み方になりそうですよね😊
でも実際は「しっぽう」と読むのが一般的で、これは日本語の音が続くときに起きる“言いやすさの変化”が理由なんです。


「しちほう」は少し言いにくいため、「しっぽう」と発音するほうが自然で、昔からそのまま定着してきました。
工芸の名前である七宝焼(しっぽうやき)や、円形模様の七宝文様(しっぽうもんよう)も、すべてこの読み方が使われています✨
つまり「しっぽう」は特別な名称ではなく、長い歴史の中で自然に受け継がれてきた読み方なんですよ🌿


七宝を「しっぽう」と読む理由(言いやすい形に変化した読み方)

七宝を“しっぽう”と読むのは、日本語の音が連続するときに起こる「促音化(そくおんか)」の影響です。
たとえば「しち+ほう」は息が切れやすく言いにくいため、「しっぽう」と短く区切るように変化していきました😊


この現象は他の言葉にも多く見られ、昔から自然な発音として受け入れられています。
寺院や工芸の記録、古い文書の中でも「しっぽう」という読み方が使われており、読み方の歴史としてもしっかり根付いています。
七宝の世界観や意味の深さに対して、読み方が“やさしくて柔らかい印象”なのは、この自然な変化のおかげなんですよ🌸


工芸の世界で読み方が定着した経緯

工芸の分野では、七宝焼が広く知られるようになり、読み方の統一にも大きく影響しました✨
七宝焼は金属にガラス質の釉薬を焼きつける技法で、その透明感のある仕上がりが「宝物のように美しい」と評価されてきました。
美術品・アクセサリー・建築装飾などに使われるほど人気が広がり、職人さんたちの間でも“しっぽう焼”という読み方が基準となりました。
こうした文化の広がりが、そのまま「七宝=しっぽう」という読み方を日本中に定着させたんですね😊
今では工芸品の名前はもちろん、文様でも同じ読み方が使われるほど一般的になっています。


七宝焼・七宝文様など読み方が使われる場面

七宝という読み方は、工芸やデザインの世界でとてもよく使われています🌿

用語読み方意味
七宝文様しっぽうもんよう円がつながる伝統文様。ご縁・円満の象徴
七宝焼しっぽうやき金属にガラスを焼きつける工芸技法
七宝繋ぎしっぽうつなぎ七宝文様が連続するデザイン
七宝飾りしっぽうかざり装飾・帯留め・金具など

どれも「七宝」という読み方が自然に使われており、工芸の世界では欠かせない言葉になっています😊✨
七宝の読み方を知っておくと、作品の解説や展示を見たときに「そういう意味だったんだ!」と、もっと工芸の世界が楽しく感じられますよ🌸


七宝の種類とは?“七つの宝”を一覧で紹介【七宝 種類】

七宝といえば「七つの宝もの」がセットで語られますが、経典や地域によって内容が少し違う場合があります😊
とはいえ、どの宝も“美しさ・力強さ・清らかさ”など、人々が大切にしてきた価値を表す存在であることは共通しています。
昔の人はこれらの宝を「幸せを生む象徴」として大事にしてきたため、七宝という言葉にも自然と“縁起の良さ”が宿るようになりました。
ここでは、代表的な七宝の種類をやさしく一覧で紹介しますね✨
七宝の内容を知ることで、工芸や文様に込められた意味もより深く理解できるようになります🌿


七宝に含まれる代表的な宝の種類(七つの宝)

七宝は経典によって少し異なりますが、よく知られている組み合わせは次の7つです👇

宝物名説明
不変の価値・力強さ・富の象徴
清らかさ・品格を表す宝
瑠璃(るり)青く透き通る宝石。癒やしの象徴✨
玻璃(はり)水晶のように透明できれいな宝
瑪瑙(めのう)心を整えると信じられてきた石
珊瑚(さんご)海の宝。生命力や強さの象徴
硨磲(しゃこ貝)大きな貝の殻で白い光沢が魅力

これらの宝が揃うことは「理想が満ちる」「幸せが調和する」という意味につながり、
七宝という言葉全体にも明るく前向きなイメージが生まれています😊🌸


七宝の種類が宗派・地域で異なる理由

七宝の内容に違いがあるのは、仏教が広い地域に伝わる中で、文化や価値観によって守る宝が変化したためです。
たとえば真珠や琥珀が入っている地域もあれば、珊瑚ではなく別の貝が選ばれる場合もあります。
どれも“その土地で大切にされた宝もの”をもとにしているので、内容が少しずつ違ってくるんですね😊
ただ、どの宝にも「美しさ」「清らかさ」「力強さ」といった共通の意味が込められていることは変わりません。
七宝という概念が長く残ったのは、この“本質の価値”が時代を超えて愛されてきたからなんです✨


七宝の種類が工芸に与える象徴的な意味

七宝の種類は、工芸品や文様のデザインにも深く影響しています🌿
たとえば、七宝文様の丸が重なり合うデザインは「ご縁が広がる」「円満に続く関係」を象徴しており、
七つの宝が調和して輝くイメージがそのまま模様として表現されています。
また七宝焼では、ガラス質の透明感が宝物の輝きと重なるため、“美しさの象徴”として選ばれてきました😊✨
七宝が持つ価値観は、見た目の美しさだけでなく「願いを形にするデザイン」として工芸全体に受け継がれているんです。
七宝の種類を知っていると、作品を見るときの楽しさがグッと深まりますよ🌸


七宝文様とは?円満とご縁を象徴する伝統柄の意味

七宝文様とは?円満とご縁を象徴する伝統柄の意味

七宝文様(しっぽうもんよう)は、丸い形が連続してつながる、とても美しい伝統柄です😊✨
この模様は、丸が重なることで「ご縁が広がる」「関係が円満に続く」という意味を持ち、昔から縁起の良い柄として親しまれてきました。
結婚祝いの着物や漆器の装飾、金具のデザインなどに広く使われているのも、こうした“円満”の象徴として愛されているからなんです。
丸がつながるデザインは見た目の美しさだけでなく、心をふっと温かくしてくれる不思議な魅力がありますよね🌸
七宝文様を見ると「人とのつながりを大切にする気持ち」が形になっているようで、今でも多くの人に選ばれ続けています。


七宝文様が表す「調和・円満・ご縁」

七宝文様にこめられた一番の意味は、「良いご縁が続きますように」という願いです😊
丸がどこまでも連なっていく姿は、人と人のつながりが切れずに続いていく「縁」を表しています。
また、丸は“円満”や“調和”を象徴する形でもあるため、七宝文様が使われるだけで場の雰囲気が柔らかく整うと言われています。
お祝いの場や特別な贈り物に選ばれることが多いのも、相手を大切に思う気持ちが自然と伝わるからなんですね🌿
七宝文様が「縁起の良い柄」としてずっと愛されてきた理由もここにあります✨


七宝文様が使われる工芸品の例

七宝文様は、昔からたくさんの工芸品に使われてきました🌸
着物や帯はもちろん、漆器、陶芸、金具、箱もの、アクセサリーなど、ジャンルを問わず人気があります。
特に、福井の越前漆器や若狭塗では、七宝文様を活かした上品なデザインが多く、日常使いの小物としても愛されているんですよ😊✨
丸の連続模様は、現代のインテリアや雑貨とも相性が良く、北欧デザインが好きな人にも受け入れられています。
どんな素材にも合う“万能のデザイン”だからこそ、長い歴史の中で途切れず受け継がれてきたんですね。


現代のデザインで人気が続く理由

七宝文様が今でも人気なのは、見た目のかわいさと「意味の深さ」が両立しているからです😊
シンプルな丸の組み合わせなのに、並び方ひとつで上品にも華やかにもなるため、ファッションや雑貨のデザインに取り入れやすいんです。
さらに、“ご縁・つながり・円満”という前向きなメッセージがあるので、贈り物や大切な日のアイテムとして選ばれることが多いのも魅力。
ロゴデザインや建築の装飾など、伝統と現代をつなぐモチーフとしても使われています✨
七宝文様は、古くからある柄なのに、今見ても新しく感じる“時代を越えたデザイン”と言えるんですよ🌿


七宝焼とは?ガラス質の輝きが美しい伝統技法

七宝焼とは?ガラス質の輝きが美しい伝統技法

七宝焼(しっぽうやき)は、金属の上にガラス質の釉薬(ゆうやく)をのせて、高温で焼きつける伝統技法です😊✨
仕上がりはまるで宝石のように透き通り、光を当てるとふわっと輝く独特の美しさがあります。
昔の人はその美しさを「七つの宝に匹敵するほど尊いもの」と評価し、この技法を“七宝”と呼ぶようになりました。
アクセサリー、飾り金具、帯留め、工芸品など、華やかさが求められる場面で長く愛されています。
七宝焼は「美を閉じ込めた工芸」と言われるほど、作る工程も仕上がりもとても魅力的なんですよ🌿✨


七宝焼の魅力|透明感・色の深み・耐久性

七宝焼の一番の魅力は、なんといっても ガラスならではの透明感深い色合い です😊
光を通す層と金属の反射が重なり、手作りとは思えないほどの立体的な輝きが生まれます。
また、ガラス質は丈夫で劣化しにくいため、長い時間が経っても色がくすみにくいのも特徴です✨
実際に正倉院の宝物や平等院鳳凰堂の装飾には、千年以上前の七宝焼が今も残っているんです。
美しさと耐久性を兼ね備えた技法だからこそ、時代をこえて大切に受け継がれているんですね🌸


七宝焼はどう作られる?基本の工程

七宝焼は「絵付けをして焼く」というシンプルな印象がありますが、実はとても繊細な工程で成り立っています🌿

工程内容
金属の下地づくり銅や銀を磨き、滑らかに整える
釉薬をのせる粉状のガラスを丁寧にのせる
焼成(しょうせい)800度前後の高温で焼きつける
仕上げ表面を磨いて光沢を出す

どの工程も職人の技術が必要で、釉薬の厚み・温度・仕上げの磨き方ひとつで色が大きく変わります。
焼くたびに表情が変わるので「世界に同じものは二つとない」というのも七宝焼の魅力ですよ😊✨


七宝焼が工芸品として愛されてきた理由

七宝焼が長い歴史の中で愛され続けている理由は、美しさだけではありません。
丈夫で壊れにくい、色が長く残る、金属の形に自由につくれるなど、実用面でもとても優れているんです🌸
そのため、古代では寺院の金具・武具の飾り・宝物の装飾に多く使われ、現代でもアクセサリーや美術工芸の分野で幅広く活躍しています。
手間はかかりますが、それ以上に“見るだけで心が奪われる美しさ”があり、だからこそ七宝焼は特別な存在として受け継がれてきたんですね😊🌿


七宝が工芸や文様に広がった理由

七宝という言葉が工芸の世界に広く使われているのは、「美しさ」と「縁起の良さ」の両方を兼ね備えているからです😊
古い時代から、七宝は“幸せが続く象徴”として大切にされてきました。
その価値観が、工芸品・文様・建築装飾などあらゆるデザインに自然と取り入れられていったんです。
見た人の心がふっと明るくなるような意味がこめられているので、七宝は時代を越えて愛され続けています✨
七宝文様や七宝焼が多くの場面で選ばれるのは、その前向きな願いが形になっているからなんですよ🌿


七宝の価値観が工芸に受け入れられた背景

七宝が工芸の世界に広まった一番の理由は、「縁起の良さ」がわかりやすく伝わるからです😊
七宝文様の丸がつながるデザインは、ご縁や円満を象徴し、贈り物にもぴったりの意味があります。
さらに七宝焼のように、色彩豊かで華やかな技法は、宝物のような美しさを表現できるため、古い時代の職人さんたちにとっても魅力的な存在でした。
工芸品は“使う人を想う気持ち”が込められることが多く、七宝の持つ前向きなメッセージはその考え方にもよく合っていました。
だからこそ、七宝は工芸全般に広く浸透したんですね🌸


七宝焼の美しさが技法として広がった理由

七宝焼が広がった背景には、仕上がりの「宝石のような輝き」も大きく影響しています✨
金属とガラスが重なることで生まれる透明感は、他の技法ではなかなか再現できない表現です。
寺院の装飾・鏡・武具の飾りなど、“特別な意味を持つもの”に使われることが多かったのも、この輝きが神聖視されていたからです。
さらに、色が長く残りやすいという特徴から、時を経ても美しさが続くため、文化財として今も数多く残っています。
美しさと耐久性を兼ね備えた技法だからこそ、七宝焼は長い歴史の中で広く愛されてきたんですね😊🌿


七宝文様の「連続する円」が選ばれ続けた理由

七宝文様が今でも人気なのは、模様の見た目がかわいく、意味がとても前向きだからです😊
丸と丸が重なり続けるデザインは、「ご縁がつながる」「人間関係が円満に続く」という願いそのもの。
この“縁を大切にする考え方”は、昔も今も変わらず受け入れられてきました。
着物・帯・インテリア・器・建築の装飾など、どのジャンルに合わせても上品に見える万能性も魅力のひとつです✨
七宝文様は、伝統を感じながらも現代デザインになじむ“時代を越えた模様”として、今も多くの作品に使われています🌸


💎七宝のひとつ「瑪瑙(めのう)」が生んだ福井の工芸|若狭めのう細工とは

福井県の伝統工芸『若狭めのう細工』。職人の手で作られた美しいめのう細工の作品が展示されています。

🏺若狭めのう細工の歴史と特徴

結論から言うと、若狭めのう細工は“七宝の精神”を受け継ぐ福井の伝統工芸です。
江戸時代から福井県の若狭地方で続くこの工芸は、天然石「めのう(瑪瑙)」を削り出して作られます。
めのうは非常に硬く、加工には高い集中力と経験が必要です。
職人たちは石の色・模様・光沢を見極めながら、何度も磨き上げて作品を完成させます。
こうして生まれるめのう細工は、まるで自然が宿した“光そのもの”のように輝くんですね。

🔮めのうが“七宝”と呼ばれる理由

めのうは、七宝の中でも特に大地のエネルギーを象徴する宝石といわれています。
その理由は、地層の中で長い年月をかけて形成されることにあります。
色は赤・白・茶・灰など多彩で、層が重なりあう模様はひとつとして同じものがありません。
つまり、めのうは「世界に二つとない自然の芸術」。
職人たちはその模様を見極めながら、自然の造形美を活かして作品を作り上げていくのです。

❓Q&A(よくある質問)5つ|七宝とは?

Q1. 七宝(しっぽう)って簡単に言うとどんな意味?

七宝は、仏教で大切にされてきた“七つの宝もの”を表す言葉で、幸せ・円満・ご縁を象徴しています😊
宝石のような美しさのイメージから、工芸や文様の名前としても長く使われています。


Q2. 七宝の正しい読み方は?

読み方は 「しっぽう」 が一般的です🌿
本来「しちほう」に近いはずですが、言いにくさから自然に「しっぽう」と発音され、今はこちらが定着しています。


Q3. 七宝の“七つの宝”って具体的に何?

よく使われる七宝は、次の7つです👇
金/銀/瑠璃/玻璃(はり)/珊瑚/瑪瑙(めのう)/硨磲(しゃこ貝)
どれも古くから「尊さ」「清らかさ」を象徴する宝として大切にされてきました✨


Q4. 七宝文様は何を意味しているの?

七宝文様は、丸が重なり連続するデザインで「ご縁が広がる」「関係が円満に続く」という願いを表しています😊
着物・漆器・アクセサリーなど、縁起の良い場面でよく使われます。


Q5. 七宝焼(しっぽうやき)はどんな工芸技法?

金属の上にガラスの釉薬を焼き付ける技法で、宝石のような透明感と輝きが生まれるのが特徴です✨
平等院鳳凰堂や正倉院の宝物にも使われており、千年以上残るほど丈夫な伝統工芸です。

まとめ|七宝とは?意味・読み方・種類をやさしく総まとめ

七宝(しっぽう)は、仏教に伝わる“七つの宝”をもとにした、とても縁起の良い言葉でしたね😊
意味は「美しさ・調和・円満」を象徴し、読み方は日本語の流れから自然に「しっぽう」と定着しました。
七宝に含まれる宝の種類も、金・銀・瑠璃・珊瑚・瑪瑙・硨磲など、どれも人々が大切にしてきた象徴ばかり。
この価値観が工芸や文様にも広がり、七宝文様(しっぽうもんよう)や七宝焼(しっぽうやき)として今も愛されています✨
七宝の意味を知ることで、工芸品に込められた想いや、デザインに宿る“円満の願い”をより深く感じられるようになりますね🌿

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