福井7人のサムライ 最初の記事

越前打刃物福井伝統工芸
越前打刃物福井伝統工芸

2014年8月2日に初めて福井7人の工芸サムライについて書いた記事がありました。

この日から、われわれ伝統工芸の繁栄、継続の活動が始まります。色んな方々の話しを聞いたり、タイミングがあり活動が始まりました。

8年が経ち初心と比べてどう変化していったか振り返ってみたいと思います。

福井県民の伝統工芸実情

当時、覚えていることは福井のほとんどの方が福井の伝統工芸を知らないということにびっくりした記憶があります。

越前和紙・越前漆器・メガネという感じでした。鯖江のメガネは伝統工芸品ではありません。

伝統工芸品とは。。右をクリックください→

簡単にいうと自然素材で人間の手作りの日常品というイメージです。

「伝統的工芸品」とは

伝統工芸の正式名称は「伝統的工芸品」といいます。 上記5つの項目を全て満たし、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号、以下「伝産法」という)に基…

何を伝統工芸品でできるのか

当時メガネの材料商社に努めており、メガネの材料・技術を使ったモノづくりをしていました。

この経験から福井の伝統工芸も技術・材料があれば新しい市場に合わせたモノづくりができ、売上に貢献できると信じていました。

大阪のデザイン会社【レディメイドジャパン】さんが賛同いただき、福井の伝統工芸品のデザインに関わってくれることなりました。

簡単にいかない日々

モノづくりができスタイリッシュな製品がいくつかできました。しかし売ることが一番難しかったです。

人が物を買うという行為にはいくつかの壁があります。

人がモノを買うステップ

・デザイン(興味)
・機能性
・価格
・耐久性 など

福井伝統工芸
福井伝統工芸

福井の伝統工芸行動方針

百貨店の期間限定ショップや展示会に出展しエンドユーザーから直接意見を聞きました。

いくらデザインが良くても値段が高いなど、モノを売るのは本当に難しいと感じました。

しかもモノづくりにはデザイン費、材料代、加工賃、在庫などお金がたくさんかかります。

僕たちは補助金なしの有志団体なのでお金のかかることはできません。

ここからお金をかけずに自分達で発信し知名度を上げ、本業を増やしていこうという行動方針に変わっていきます。

8年が経ち各職人への知名度も上がり、問い合わせや売上は伸びています。

ぼくたちの行動は間違いではなかったと感じています。私自身も職人たちと信頼できる関係ができモノづくりの相談も気軽にできますし、この経験で講演にも呼ばれることが増えました。

しかし、コロナ渦で一回リセットされたのでもう一度奮起していきたいと思い直しました。


2014年8月2日の記事

7人の侍プロジェクトが正式に発動しました!

新聞7人

各産地の職人が賛同してくれ新聞にまで掲載頂いた。

これからが本番で未知数な世界。
とにかく皆が幸せになるシステム作りを自分なりに考えた。
僕はどこかが負担になっては本当のビジネスではないと考える。
鯖江市長にもご紹介頂き、僕はみんなに決意表明をさせて頂いたので
これからは結果が求められると思う。

簡単ではないが自分がやれる事をやるのみ。
失敗はあるがこれが新しいビジネスモデルとなるようになりたい。
さあ 5年後に良い30代だったと振り返れるようにチャレンジだね!!